※映画『ゾンビランド』のネタバレを含みます。


先日注文した品物が遂に届いた!
はるばる海を渡ってLAからやって来たのは、このトゥインキーだ!
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アメリカでは知らない人はいないお菓子で、単に「ジャンクフード」と言った場合、それはトゥインキーを指すくらい。
洋画好きには古くから知られていて、ゴーストバスターズやダイハードの劇中に出てくる画像はググればすぐに見つかると思う。


だがゾンビ映画好きにとっては、トゥインキーはより重要な意味を持つ。
2009年公開の『ゾンビランド』という映画をご存知だろうか。
知らない人はここで読むのをやめて、今すぐツタヤなりゲオなりに走ってほしいところだが、日本ではゾンビ映画はいまいち流行っていないから人に勧めづらいのでなんとも言えない。
簡単に説明すると、この映画に登場するタラハシーという男の最大の目的が、ずばり「トゥインキーを食べること」なのだ。


ゾンビが蔓延する世界では、トゥインキーの製造も行われない。当然、賞味期限もあるのでいずれトゥインキーはこの世から消えてしまう。
そうなる前にどうにかしてトゥインキーを探そうと、登場してからラストまでタラハシーはトゥインキーを求め続ける。
結論を書いてしまうと、最後の最後でトゥインキーは見つかる。
そして手にしたトゥインキーの匂いを満足げに、そしていっぱいに吸い込み、ニコニコしながら実にうまそうにトゥインキーを頬張るのである。


当然ながら日本人である我々にとって、トゥインキーの味は未知のものである。
漏れは輸入雑貨店に入るたびにトゥインキーを探したが、数年探し続けても一度も見つけることは出来なかった。
在日米軍基地の売店にはあるそうだが、一般人が立ち入れるエリア外なので、開放日の屋台で「揚げトゥインキー」と一緒に買えた人がブログに写真を上げていて羨ましすぎて死にそうだった。
アニメに出てくる「オムライス」や「お好み焼き」を見て、海外掲示板で「あれはどんな味なんだろう」と書き込んでいる向こうのファンの気持ちが、漏れには痛いほどわかるのである。


本でもCDでも「お店で出会いたい」と常々思っている漏れですが、もうどーしてもトゥインキーを食べたくて仕方がないので、ついに個人輸入に踏み切った訳なのです。
予定日の15日を過ぎた今日、仕事から帰った漏れを待っていたかのようにそれは、その箱は台所のテーブルの上に鎮座ましましていたのであります。


ついにトゥインキーを食べられる!やった!
でもいきなりパクリとはいきません。はやる気持ちを抑えて、まずはあらためて『ゾンビランド』を観るのです。
そしてラストまで待って、タラハシーと一緒にトゥインキーの匂いを嗅ぎ、タラハシーと一緒に頬張るのです。
数年にわたって漏れの憧れであり続けたトゥインキー。
はたして、そのお味は……?